【海外出張】台湾にて現地視察・現地出版社とミーティングを実施しました

2026 年 4 月 20 日(月)〜 24 日(金)、台湾・台北の現地視察・現地出版社とミーティングを実施いたしました。

【目的】
● トゥーヴァージンズ・J パブリッシング・秀和システム新社 版権商談/サトクリフ版権リサーチ
● 現地パートナー候補調査
● 現地市場調査(日本IPや台湾現地の人気IP/書店など)

また、紀伊國屋書店 台北微風店にてご挨拶させていただき、日本の書籍の現地販売の様子や、人気タイトルなどを調査いたしました。

【版権リクエスト/人気タイトル】

トゥーヴァージンズ

『ある犬のおはなし』『邪神三十六景』『横尾忠則遺作集』『mothers』『 ゆうれい犬と街散歩』『 きらきら、あおい1&2』『 宇宙生物学者プラテス上下』等

担当所感:今回、ミーティングを行った会社の約6割からコミックのタイトルへリクエストがありました。いずれも欧米を中心に複数言語で版権が決まっているものです。前回もご紹介はしていましたが、パスされていたので、台湾漫画市場の広がりを感じました。
また、コミック以外では『邪神三十六景』と横尾忠則さんの作品が人気で、現地ファンが一定数いる作品については、MDも興味を持っていただけました。

今回、台湾出張に合わせてライツカタログを繁体字版でリニューアルしたことも非常に効果的だったと感じています。

J パブリッシング

『傍観者の恋(FK comics)』『出戻り(元)王女と一途な騎士1 (FK comics)』『 サトリ令嬢の見透かせない感情1 (FK comics)』『 落ちこぼれ子竜の縁談1 閣下に溺愛されるのは想定外ですが!? (FK comics)』等

担当者所感:国内でも人気の高い『傍観者の恋(FK comics)』に多くの関心を寄せていただきました。最近は純粋な恋愛漫画(BLもピュアな恋愛もの)が流行っているとのことで、クラシックな作品の復活や愛蔵版の刊行も増えているようです。

秀和システム新社:

『図解入門 最新 AI技術がよ~くわかる本』『うつ未満。「大丈夫」と言えない日の相談室』『 イラストでわかる シーン別 HSP にはこう見えている』『 2時間 de 資源史』『 ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法』『10代のメンタルを強くする 50 のルーティン』『 イラストでわかる 症状別 認知症の人にはこう見えている』『 ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール』『 脳科学が解き明かした 運のいい人がやっていること』『 知識ゼロからの生成AIを活用した不労所得マシンの作り方』等

担当者所感:メンタル関連のジャンルに高い関心を寄せていただきました。新刊をはじめ、「発達障害」「うつ」「HSP」といったキーワードへの注目度は非常に高かったです。近年、同社ではジャンルの幅を広げており、それに伴い版権展開の可能性が大きく広がっていると感じました。

【台北現地での日本IPの商品展開の様子】

まず訪問した台北地下街は、台北駅北側から MRT 北門駅まで約 825m にわたり広がる台湾最大級の地下ショッピング街であり、雑貨、飲食店に加え、ゲーム・アニメ関連ショップが非常に充実しています。「台北の秋葉原」とも呼ばれるサブカルチャーの中心地であり、地下街入口のエスカレーター壁面には日本のIPの大型広告が掲出されていました。地下街には、一番くじ、ガチャガチャ、フィギュアショップが数多く並び、日本 IP が全体の 8 割近くを占めている印象を受けました。

特に興味深かったのは一番くじの運営方法で、当選済み景品や残数が分かりやすく表示されており、購買意欲を高める工夫が見られます。価格帯についても、一番くじは 1 回 1,500 円前後、ガチャガチャは 800〜1,500 円程度、国内人気アニメの関連フィギュアは 2 万円前後と、日本 IP が台湾市場で高い価値を持っていることがうかがえました。商品ラインナップとしては、描き下ろしアクリルスタンド、缶バッジ、タッセル付きアクリルチャーム、ブランケット、カードケースなど、日本国内と近い展開でした。

一方で特徴的だったのは、交通系 IC との IP 連動です。日本の Suica のような交通系 IC が、カード型ではなくアクリルチャーム内部に IC チップを埋め込む形で販売されており、台湾では様々な IP とのコラボ商品として広く普及しているとのことした。

【紀伊国屋書店 台北微風店】

同店は、台北中心部に位置する「微風廣場(Breeze Center)」の5階にあり、館内には高級ブランドをはじめ、日本ブランド、映画館なども入居しています。地元の富裕層や観光客が多くみられる、洗練された雰囲気の商業施設です。

約400坪に及ぶ広大な売場を有し、日本語・中国語書籍、雑誌、文具雑貨を幅広く取り揃えているほか、カフェ「K’s Café」も併設。売場にて特に印象的だったのは、店内全体の約3分の1を日本から輸入された書籍が占めており、日本語や日本文化が身近な台湾ならではだと感じました。

トゥーヴァージンズの『看板建築』が面陳展開されていたほか、秀和システム新社の『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』日本語版も展開いただいていたました。

【出張を終えて】

前回は、台北のブックフェアの出展で時間制限がある中でのミーティングが中心でしたが、今回はトゥーヴァージンズグループ各社タイトルの提案に加え、現地のトレンドや出版事情、プロモーション等の情報交換や、新規企画に関するヒアリングも実施することができました。版権以外にもMDの輸出や、現地書店とのコラボ企画、ポップアップショップなど、+αのお話もさせていただきました。短時間の商談では難しい、深いコミュニケーションを築くことでき、非常に有意義な出張となりました。
また、現地視察を通して台湾におけるIPビジネス、日本のキャラクターや作品の人気やファンの熱量を直接感じることができました。

現在、トゥーヴァージンズグループでは、国外への版権やグッズの輸出に力を入れています。

今後さらに各国への版権紹介やイベント実施の機会を広げていきたいと考えています。

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